素朴な疑問を解決！消費者金融はなぜ同じビルに集まるの？

なぜ消費者金融が同じビルに何社も入っているのか気になったことはありませんか？お客さんの取り合いになりそうな気がしますよね。それに、金融会社ばかりのビルってなんとなく治安が悪そうで危険なイメージがつきまとってしまうことも。

でもコレ、それほど深い事情があるわけじゃないんです。

まず、消費者金融にビルを貸してくれるオーナーが少ないということがあります。一昔前に比べればずいぶんクリーンな業界となりました。過払い請求も広く周知され一般的となり、誠実な運営を行っている、利用者にとって安心できる金融会社が生き残る時代となってきています。それでもやはり、こういった業種を嫌がるオーナーが大多数であり物件数そのものが少ないのです。

そのような中、業種は問わないが相場より高い賃料を設定するというオーナーもいます。駅前といった良い立地条件にこういったビルがひとつあれば、そこへ複数の消費者金融が集まるのは必然ですよね。

そしてもうひとつ、同じものを取り扱う業者が密集していたほうが効率が良いということがあります。例えばブティックなどの洋服店が立ち並ぶファッションビルは、ひとつのフロアを見て回るだけで様々なブランドの商品を選ぶことができます。これと同じように、同業者ばかりのビルだからといって顧客の食い合いが起こるわけではありません。むしろＡ社目当てに入ってきた人がＢ社と契約することにしたり、その反対もあったりと、お互いにチャンスとなり得ます。

一つのものを専門的に取り扱う業種には、それぞれに応じた事情があるものです。消費者金融だからといって何か裏があるというわけではないんですよ。