ー滞納すると怖いー消費者金融の裏側

皆さん、キャッシングが身近に感じるようになった今、借りることが易しくなったからと言って返済も易しいなんて思っていませんか?お金を借りるということは安易なことではありません。時と場合によって必要な時に借りるのが普通です。正しいキャッシングに関する心構えを身につけてもらう為に、消費者金融の裏側をご紹介したいと思います。

まず消費者金融も職業の1つです。ということはお金を貸すだけだと仕事にはならず、利益を出さなければ会社としては成り立ちません。ではどうやって利益を得ているのか、これは返済時の利息で利益を得ています。特に返済計画が長い利用者に関しては、安定した利益をもらえることにつながります。つまり、利用者を増やせば利息金額も増えることになりますので、会社としては他社よりも自分の会社を選んでほしいのです。

その為の方法として、キャンペーンなど実施したり簡単に申込をしやすくしたり、学生やアルバイトでも利用できるように条件を広げたりしていることに繋がります。また昔はサラ金などと言えば印象やイメージが怖く、悪いので、今では芸能人をCMに起用したり、サラ金や消費者金融などを臭わさない呼び方で展開しています。

さあ申込や借入までは親切丁寧に対応してくれたのは良かったものの、実際に返済を始めて計画どおり返せなくなったとき、対応が変わります。まず、初期としては「電話」です。自分の携帯電話にならまだしも、自宅にかかってくる場合もあります。自分しか借入を知らなければ家族に不信感を持たせてしまいますよね。また一人暮らしの場合で本人に連絡がつかなければ、勤務先にも連絡が入ります。基本的に申込をする場合は、収入や勤務先を記入しなければなりませんので、勤務先は分かってしまいます。もちろん、上司に相談してお金を借りる人は滅多にいないでしょうから自分の信用にもかかってきますよね。

初期段階であればまだ対応も優しいでしょう。しかし、返済が2週間などと長くなればなるほど対応は変わってきます。まず電話。会話の内容にも精神的苦痛が入ってきます。返済できない理由や、収入の有無などを追求してくるのはおろか、もし自宅の電話に自分以外の家族がでれば、借入内容をバラしたりします。さあ、そんな内容を聞いた家族はどう思うのでしょうか。お金を借りたのにも関わらず、返済をしていない。この状況はショックでしょう。そして驚くのが「身辺調査」。自宅周辺に生活状況を聞きに回られれば家族内だけでは終わりません。

さて、これ以上ひどくなるとどのようなことが起こるのかイメージはつきますか?次は「電報」です。本来冠婚葬祭でしか使用しないもの。さすがに家族にバレてしまっても仕方がありません。ではなぜ電報を送るのか、答えは簡単で「精神的なダメージを与える」ことです。これは本人だけでは終わらず、家族や親族にも借金返済の連絡がいくようになります。

なぜ、同じ人間なのにここまで出来るのか?と思うかもしれません。しかし、貸した側も条件通りに返してくれないと困るのです。本業がお金を貸して利息をつけて返してもらうことなので、ここで利息を得ないと利益が生まれません。営業をされている方は分かりやすいかと思いますが、ノルマを達成しなければ、休日出勤などをして成果を出さなければいけません。当事者であれば「やり方がひどい」などと感じるかもしれませんが、それは間違え。借りたお金は返す、これは当たり前のことです。借金地獄に陥り社会性も何もかも捨てなくて良いように、今一度キャッシングをする時には良く考えて借入することが大切です。

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